| 〜第3回 地域の子供達とのコラボレーションによる磁器タイル張りベンチ〜 |
| 磁器タイル張り制作記録 |
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制作3)
制作月日: 平成14年8月1日,2日
制作場所:いわき市平一丁目公園内
制作内容:2mモニュメント“熊さんのベンチ”
参加団体
・いわき市立中央台南小学校6年4組 36名
はりつけ作業 20名
・ガールスカウト 28団体 25名
はりつけ作業 21名
・野の花ホーム 21名
・夏井公民館楠学級(老人会) 45名
・未来博国際交流ゾーンワークショップ 35名
・いわき日仏セラミックコラボレーション
交流推進協議会メンバー 10名
はりつけ 5名
・秤屋苑子陶芸教室メンバー 15名 |

▲“熊さんのベンチ” |
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制作月日: 平成14年9月24日
制作場所:いわき市中央台 山口公園内
制作内容:20m壁面 “時の波動”
参加団体
・いわき市立中央台南小学校
・いわき市立中央台南中学校
・中央台鹿島のぞみの会 |

▲山口公園に設置された“時の波動” |
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▲子供たちの未来への夢が躍動感あふれる作品に仕上がった
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制作5)
制作月日: 平成14年12月10日
制作場所:いわき市内郷 社会保険福祉センター
制作内容:ベンチ3基 “太陽の親子” |
参加団体
・いわき市立御厩小学校6年生 卒業制作として
・いわき市立好間第三小学校4、5、6年生
・高久公民館 寿学級 |
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制作6)
制作月日: 平成15年3月12日
制作場所:いわき市南の森スポーツパーク
制作内容:ベンチ3基 “太陽と森の精”
参加団体
・いわき市立錦小学校6年生
・いわき市立錦東小学校6年生 卒業制作として |
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| ▲左から、子・母・父 |
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制作7)
制作月日: 平成15年7月13日
制作場所:いわき市県立いわき公園 もみじ坂
制作内容:すべり台1基 “つどう,春夏秋冬”
すべり台は両側面あるので、二つのグループが独自の表現をしながら交流し、一つの作品を作成できるプロジェクトである。 |
参加団体
・いわき市立平第一小学校4年生
・ガールスカウト第28団 |
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| ▲“つどう,春夏秋冬” 制作風景 |
▲完成されたすべり台、子供たちの感性が彩り豊かに表現された |
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制作8)
制作月日: 平成15年7月19日
制作場所:あざみの幼稚園 水のみ場足洗場
開園5周年記念として |
参加団体
・幼稚園生全員
・川部公民館老人学級/親子ふれあい教室 |
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制作9)
制作月日: 平成15年10月26日
制作場所:小名浜一号埠頭前芝地
制作内容:すべり台1基 “天使の記憶”
海の子山の子交流記念 |
参加団体
・磐城青年会議所わんぱく天使塾実行委員会
・会津三島町明るい三島っ子を育てる会 |
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制作10)
制作月日: 平成16年3月19日
制作場所:郡山こどものもり公園
制作内容:すべり台1基、 ベル付きベンチ1基 |
参加団体
・郡山市立日和田小学校5年生
・郡山市立明健小学校5年生 |
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| 陶芸家 秤屋苑子 |
| 〜第2回 地域の子供達とのコラボレーションによる磁器タイル張りベンチ〜 |
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| 地域の子供達とのコラボレーションによる磁器タイル張りベンチ |
| 筆者の仕事は陶芸である。この仕事で何か地域の役に立つことはないかという思いがいつもあった。
使用している主な手法は青白磁と彩磁である。磁器は吸水性質がなく、屋外で風雨に晒されても恒久的に美しく丈夫である。 磁土でタイルを作り、それを立体に張り付けてはどうだろうかと思い立った。
タイルと言ってもただ角や丸のものではなく、花、葉、鳥、魚、空、雲、波、水、海中の生物、月、日、好きな風景、顔など様々で自由な形であり色である。
色は本来筆者の手法である釉下彩である。この手法は明治時代にヨーロッパから入ってきたものであるが、現在あちらではほとんど例を見ない。平成十二年に筆者が請われて逆輸出したもので、このことはいわきの陶芸文化の海外への発信となっている。
彩色は子供達にも手軽に色彩が表現できる下絵の具で行なった。子供達の作ったタイルはほぼ永久にベンチに残され、彼らが成長し、設置場所をいつ訪れても美しい姿のままにあり、タイル作りや、張り付け作業の楽しかった思い出が、その時一緒だった友達、先生、家族の顔と共に蘇ってくることであろう。 |
| 子供達とのコラボレーションの手順 |
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| 1. |
ベンチが設置される公園などの近隣の学校の調査及び選定 |
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学校長、担当教官との打ち合わせ |
| 3. |
参加する生徒の決定 |
| 4. |
設置場所の説明、物語性などを話して聞かせ、子供達にどんなタイルを作りたいのかイメージ画を作成させる |
| 5. |
各学校の図工室などに磁器土を運び、土を扱う上の注意を含めた指導をし、タイルを作成させる |
| 6. |
乾燥後、顔料を運び、着色の指導をし、各自好みの色合いに描かせる |
| 7. |
運搬して筆者のアトリエで施釉、焼成 |
| 8. |
完成張り付け日時に集合。モルタルボンドで貼り付け作業を行う。 なお、張り付け完成後の目地作業は専門家が行う |
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| 地元の子供達とのコラボレーションの意義=ふるさとづくり |
| 設置場所への愛着、公共心を養う。自分たちが地域を作っていくという郷土愛、奉仕の精神の芽生えのきっかけを作る。 |
| 磁器タイル張りベンチのタイルの特性 |
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| 1. |
磁気の特性により、恒久的に美しく、地域の老若男女に陶芸に対する興味を喚起する |
| 2. |
座れる、触れる、遊べる |
| 3. |
見て楽しく話題を提供する |
| 4. |
特にタイル張り付けに参加した子供達は、一緒に行なった他学校の生徒達と触れ合い、その親たちにも拡がり、コミュニティの振興の一部となる |
| 5. |
都市景観や快適環境の想像に寄与ししている |
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| 磁器タイル張りベンチ制作記録 |
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制作1) 平成12年7月9日
いわき市小名浜辰巳町地内
港公園 ソファー3客
120×90×60センチ 1客
90×90×60 2客
ベンチ2客 60×90×40 2客
福島県に寄付(12月27日寄付受諾)
○アクアマリンふくしまのオープン記念として
○施設を訪れるお客に安らぎと清涼感を与える
○子供達の内に郷土愛と奉仕の精神を培う
○いわきの陶芸文化の発信
参加団体
いわき市立江名中学校美術部員 21名
一般の方々 8名
協議会のメンバー 11名
12年度に関しては制作決定より完成までの日数が少なかったのでタイルについては筆者がすべて制作して、子供達とは張り付け作業のみのコラボレーションであった。
その体験により、子供達にもタイルを制作して貰ったら、より意義が深まると感じ13年度の事業に発展したのである。
筆者のメインテーマのタイルに加えて、子供達のエネルギー溢れるタイルにより、ベンチは素晴らしく楽しいものとなった。見る人々に勇気と力を与えることが出きると確信するものである。
この事業を今後もシリーズ的に続けていきたいと念願している。
制作2) 平成13年6月8日〜9日 いわき市平上高久字大日作地内 いわき公園
7m大ベンチ1台 (鳥をイメージしたもの)
参加団体
・いわき市立中央台北中学校 20名
・いわき市立中央台北小学校 23名
・いわき市立中央台南中学校
タイル制作を3クラスの授業で取り上げ 約100名
張り付け作業のみ参加 20名
・いわき市立南小学校 21名
・いわき育英社 10名
・いわき市立江名中学校 15名
昨年の経験を活かし張り付け作業のみ参加
・一般の方々 18名
・協議会のメンバー 15名 |

▲自分の感性で形、色を決めて自分の作品をベンチに貼りつける作業をする子供達

▲ ベンチ制作に参加した子供達と。
写 真中央が筆者
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| 陶 歴 |
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秤 屋 苑 子(はかりや そのこ)
福島県いわき市生まれ
東京女子大学文学部卒業
| 1975年 |
作陶を志す |
| 1980年 |
目白に築窯 |
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島田文雄氏に師事、青白磁を研究する |
| 1983年 |
いわき市四倉町にも築窯 |
| 1987〜97年 |
フランス、ニューヨーク、ワシントンDC、イギリス、ドイツ |
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オランダ各地に研修旅行 1995年 |
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オーストラリア・タウンズヴィルにて展観・作陶 |
| 1996年 |
タウンズヴィルにて楽焼・ピットキルンを学ぶ |
| 1998年 |
オランダ・デンハーグにて日本月間参加展示・個展 |
| 1999年 4月 |
オランダ・アムステルフェーン・ヤントフト美術館にて個展 |
| 11月 |
フランス・オルレアン国立文化センターにて個展 |
| 12月 |
パリ市モンテーニュドゥルオにて個展 |
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パリ日本文化会館にて講演 |
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フランス・セーヴル市にて作陶 |
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パリ第8区区庁舎にて展観 |
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| ●日本伝統工芸展入選 |
●伝統工芸新作展入選 |
| ●福島県総合美術展入賞・入選 |
●朝日陶芸展入選 |
| ●一水会陶芸展入選 |
●国際工芸美術展入選 |
| ●日清めん鉢大賞入選 |
●河北工芸展入 |
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| 日本橋三越、いわき市大黒屋他、各地にて個展、グループ展多数
いわき市サンシャイン大使に任ぜられる コミュニティ放送SEA WAVEにてサロン・デ・ボザールのパーソナリティをつとめる |
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| 陶芸家 秤屋苑子 |
| 〜第1回 21世紀の子供達に伝えたいもの〜 |
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21世紀の子供達に伝えたいもの
世界に誇れる「アクアマリンふくしま」のオープンをお祝いして、2000年7月13日に小名浜公園に磁器タイルモザイク張りのベンチを設置した。磁器のモザイクタイルは、一枚上の磁土の板から私が一つ一つ形を切り出し、彩
色し、焼成した。 「花」、「葉」、「鳥」、「空」、「雲」、「波」、「魚」など。
何年も前から夢見ていた仕事である。その1000枚に近いタイルを地元の子供達と張り付け作業をすることにより設置場所への愛着、公共心を養う助けとなれば、自分達が地域を作っていくのだという郷土愛や、奉仕の精神の芽生えのきっかけにもなるように思う。 |
| ▲港公園に設置された磁器モザイクタイルのベンチ |
このような私の思いに答え、中学生21人と1人の小学生が現場の方々や左官屋さんに助けられ、一生懸命に5つのベンチを仕上げたのである。
子供達の豊かな想像力のおかげで、迫力ある美しいものに仕上がった。 このベンチをこのままこの港公園に設置し、この事業に携わった人々ばかりでなく、港を訪れるお客様に安らぎと清涼感を与えるひと休みの場を提供したい。同時にいわきの陶芸文化を発信したい。
陶芸家 |
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| ▲魚を形どった磁器モザイクタイル |
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▲完成した磁器タイルのベンチで記念撮影
(右側が筆者) |
▲熱心にタイルを張り付ける作業をしている子供たち |
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